【覚えておきたい】イタリアのワイン産地

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ブドウの栽培に恵まれた「気候」と「土地」を持つワイン大国イタリア.
イタリアでは北から南まで,すべての州でワインが生産されるほどの豊かさ.
今回はイタリアワインの主要産地を2つ紹介します.

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イタリアワインの第一歩

イタリアワインの最大の特徴は「多様性」.
北側はアルプス山脈に守られ,長靴全体は地中海に囲まれた南北に長い国.
地形は変化に富み,山岳や丘陵地帯が多い.
また同じ州内であっても気候や土壌が多様なため,栽培方法やブドウ品種も多岐に渡ります.

「紀行旅行」より引用

イタリアの位置は東京から見ても,緯度的にかなり北側に位置しています.
首都ローマは北海道の釧路と同じ北緯42°の場所に.
それでも温暖な気候に恵まれるのは,北大西洋海流(暖流)やアフリカ大陸からの熱い風が南から吹くからとされている.
比較的温暖な気候で,日照にも恵まれ,ブドウの生育期には雨がほとんど降らない.
まさにイタリアはブドウ栽培には理想的な環境です.

イタリアのワイン生産量はフランス,スペインとともに世界の三大生産国の1つ.

ピエモンテ州

イタリア北西部に位置するピエモンテ州.
ピエモンテとは「山の麓」を意味し,アルプス山脈のちょうど南側に位置している.
北側はスイス,西側はフランスと接しており,特にフランスの文化やワインの影響が大きい.

生産量の約90%がD.O.P.ワインであり,高品質ワインの産地となっている.
世界的に有名な「バローロ」と「バルバレスコ」の高級ワイン産地でもある.
単一品種ワインが多く,ネッビオーロやバルベーラなどの品種で様々なタイプのワインが造られている.

ピエモンテの冬は寒く,湿気が多く,深い霧に覆われることがしばしば.
ちなみに主要品種の「ネッビオーロ」の名前は,ブドウ畑に霧(Nebbia)がかかることが由来とされている.
一方で夏は暑く,湿気があり,嵐にも襲われる.

トリノ県は2006年に冬季オリンピックが開催され,自動車メーカーの「フィアット」の本拠地でもある.

トスカーナ州

イタリア中部に位置するトスカーナ州は,ルネッサンス絵画のような風景が広がる美しい州.
西側には地中海が広がり,海岸線は約400キロ(東京~大阪)にも及びます.

ワインの生産量は中規模だが,高品質なワインが多い.
キャンティキャンティ・クラシコなどの有名なD.O.C.G.がこの州にはある.
1970年代から始まった「イタリアワイン・ルネッサンス」では,キャンティ・クラシコの生産者が主導し,規則にとらわれない自由な発想で近代的なワインを生み出し注目を集めたそうです.

トスカーナ州は観光産業も盛んでフィレンツェやシエナ,ピサなどは世界的にも有名です.世界遺産の数も多く,整った街並みは新婚旅行でも人気の州.

気候は地域により異なります.
内陸部は夏が暑く,冬はとても寒くなる大陸的気候が特徴的.
海岸部は温暖で雨も少ない地中海性気候です.

生産量の64%をD.O.C.G.やD.O.C.ワインが占める,高品質ワインの生産地.
特に,赤ワインの生産量が際立って高く89%もある.

まとめ

イタリアワインの主要産地の紹介をしました.
ワイン選びの参考になれば幸いです.

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